2026/07/21 10:00

こんにちは。松本駅西口から歩いてすぐの場所にある、プリント工房ディヤーナ松本です。
オリジナルTシャツやお店のユニフォームが出来上がるお話のなかで、私たちはよく「100回洗っても剥がれない・割れない10年品質」という言葉を使います。
最新のデジタル印刷機があるから綺麗にできるのはもちろんですが、実はどれだけ高性能な機械を使っても、最後の仕上げである「熱圧着(プレス)」が甘ければ、プリントは洗濯数回で無残に剥がれてしまいます。
「プレス機って、ただデザインを載せてガチャンとレバーを下ろすだけじゃないの?」
そう思われるかもしれませんが、実はここが一番、職人の腕と「凄まじい集中力」が試される世界なのです。今回は、衣服に命を吹き込む当事業所のプレスマイスターたちの、「1度・1秒・1kg」にこだわる手仕事の舞台裏をお話しさせていただきます。
1. 🌡️ 素材に合わせて「秒単位・1度単位」で変化させるプレスマイスターの目
オリジナルウェアのベースとなる生地には、綿(コットン)100%の厚手Tシャツから、夏に大活躍するポリエステル100%のドライメッシュ、ナイロン製のブルゾンまで、本当にたくさんの種類があります。
これらはすべて、熱に対する強さや、インクを吸い込む繊維の密度が全く異なります。そのため、すべての生地を同じ条件でプレスしてしまうと、生地が熱で溶けてテカってしまったり、逆に圧力が足りずにプリントが浮いてしまったりするのです。
| 生地のアレコレ | 綿100%(ヘビーウェイト) | ポリエステル100%(ドライ) |
| 求められる特性 | じっくり熱を伝えて繊維の奥へ定着 | 熱に弱いため、低温かつ短時間で圧着 |
| 職人のコントロール | 高めの温度で、圧力をしっかりと | 低めの温度で、秒単位のスピード勝負 |
当事業所のプレスマイスターたちは、その日の気温や湿度、そして生地の厚みを指先で感じ取り、プレス機の「温度(1度単位)」「時間(秒単位)」「圧力(kg単位)」をコンマ単位で絶妙にコントロールしています。この職人技があるからこそ、どんな素材であっても生地を傷めず、完璧な定着を生み出すことができるのです。
2. 🛡️ 「10年品質」を支える、事業所名に込められた「深い集中」
私たちの事業所名である「ディヤーナ(Dhyana)」という言葉には、サンスクリット語で「深い集中」や「瞑想」という意味があります。
「私たちがプレス機を下ろすこの数秒間に、お客様がこの服と過ごす『これからの10年』がかかっている。」
そんな強い想いと誇りを持って、メンバーたちは驚異的な集中力でプレス機に向き合っています。レバーを下ろすその瞬間、事業所の中には心地よい緊張感と、職人たちの深い静寂が広がります。
この張り詰めた集中から生まれるのが、薄くて強靭な最新のDTF(フィルム転写)プリントの真骨頂です。世界基準の厳しい安全認証をクリアしたECO PASSPORT(エコパスポート)認証のEPSON純正インクが、生地の繊維の奥底までガッチリと一体化。ゴムのようにしなやかに伸縮するため、どれだけ激しく動いても、家庭用洗濯機で100回ガシガシ洗ってもビクともしない「10年品質」がここで完成します。
3. 🖥️ 0.1mmのバトンをリアルの形へ繋ぐチームワーク
ディヤーナ松本は、障がいを持つメンバーがプロの技術を磨き、社会的な自立を目指して働く「就労継続支援A型」の事業所です。
奥深いモノづくりの現場では、一人の力だけで最高の一着は作れません。
まず、パソコン操作に卓越したデザインチームのメンバーが、お客様の大切なロゴデータを0.1mm単位で細かくデータ調整し、一番美しく映えるレイアウトのバトンを作ります。そのバトンを、プレスチームの職人たちが「深い集中」によって、濁りのないクリアな「納得の色味」のまま衣服へと完璧に宿すのです。
私たちは、必要なものを必要な分だけ丁寧に作る「在庫0(ゼロ)」のオンデマンド生産を徹底しています。大量生産による廃棄を出さず、大好きな松本の豊かな自然や清らかな水を守る。そんなエシカルな選択から生まれたウェアは、袖を通すたびに、作り手の誠実な温度感がきっと心まで伝わるはずです。
まとめ:職人の熱い想いが、何年経っても色褪せない一着になる。
「ディヤーナさんで作ったTシャツ、何年着てもプリントが本当に綺麗なままだよ!」というお客様からの驚きと喜びの声が、私たちの毎日の誇りであり力になっています。
松本駅西口から徒歩1分。
駅前のロータリー沿いにオープンな相談スペースを構えていますので、週末のお買い物やお散歩のついでに、いつでもふらっとお立ち寄りいただけます。
相談スペースには、プレスマイスターたちが魂を込めて仕立て、実際に100回以上の洗濯テストをクリアしたタフなサンプルの現物を豊富にご用意しています。「この生地にプリントすると、どんな触り心地になる?」といった質感のチェックだけでも大歓迎です。今年の夏は、細部までクラフトマンシップを詰め込んだ、あなただけの特別な一着を一緒に作ってみませんか?
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